マルチーズ(MALTESE)

原産国

中央地中海沿岸地域

用途

家庭犬及び愛玩犬(JKC 9G)

沿革

紀元前1500年ごろ、フェニキア人(現在のレバノンあたりの都市国家を築いていた海洋貿易を得意とする民族)の貿易中継点だった地中海マルタ島に、彼らによって持ち込まれた犬種で、一説ではアジアから来た犬だとも言われている。

イソップ物語には二度にわたりこの犬種のことが書かれており「長い船旅をするものや船員のペット」だったことがわかる。

やがてシシリア島をへてヨーロッパ各国に紹介された。

フランスでは15世紀頃から婦人の愛玩犬となっていたが、イギリスへは19世紀になってからもたらされた。マルタ島がイギリスの属領となったのは1813年以降で、ビクトリア女王もマルタ島からこの犬を取り寄せて飼育した。そのことが一般市民の知るところとなり、19世紀末に大流行し人気犬種となった。

一般外貌

純白な長い被毛におおわれた小型犬である。被毛は真っ直ぐで、体の両側に一様に垂れ下がり、その毛は鼻先から尾の付け根まで続いているが容姿は健康的で、均整美を表現していなければならない。

性格

知的・快活・大胆・人懐っこい・明るい・従順

毛色

純白が望ましい。淡いタン、あるいはレモン色は許されるが望ましくない。

サイズ

オス。メス共に3.2kg以下で2.5kgをを理想とする

寿命

12-14歳

気を付けたい病気

皮膚疾患、膝蓋骨脱臼、眼瞼内反症、低血糖(子犬期)、耳ダニ

多量の涙で涙やけになることがある

外観

被毛は光沢のある純白で、下毛〔アンダーコート〕のないシングルコートの直毛です。被毛の白さと対照的に鼻・唇・目の縁や足裏は黒く目も暗色です。耳は垂れ耳。

繊細な被毛は大変手触りが良いが毛玉になりやすく、ブラッシングやトリミング等の手入れが欠かせません。季節による換毛はありません。被毛が地面に届くフルコートがスタンダードですが、家庭犬では短くしていることが多いです。

 

特性

性質はおとなしく、人なつっこい。明るく、外交的ですが、神経質。従順で、初心者にも飼いやすい。抱き犬として知られ、甘えたがりで大胆。他の大型犬に対しても臆することなく振る舞う面もある。暑さ・寒さにあまり強くない。下毛がないので抜け毛がない。